2007年09月10日

『私を立ち直らせてくれた人』

私は人との出会いを大切にしたいと思っています。例えそれが行きずりの人であろうとも、ちょっとした微笑みや親切で幸福な気持ちになれたりします。

大袈裟な言い方をすれば、ちょっとしたことや、ちょっとした出会いが人生を変えることだってあるんだって思ってる人間です。

上のテーマは数カ月前に読売新聞に掲載されたもので私が感動したものです。(以下全文掲載します)


『「元不幸な女さんより」』

「私を立ち直らせてくれた見知らぬ人」

『「北米在住です。5年前夫と別居(離婚)することになり、引越し先のアパート探しで町中を走り回っていた途中、あるファーストフード店に立ち寄りました。心身共に疲れ果て、1週間で体重が5キロ落ちた程地獄の毎日を送っていた時です。

隣の席で30代半ばのお母さんと男の子が2人楽しそうに食事をしていました。自分はこんなに辛い日々を送っているのに、何で他人は楽しそうにしてるんだろうと自然に涙が出て来ました。そのお母さんが、「どうしたのですか?」と聞いてきましたが、「ごめんなさい。辛いことがありすぎて」と答えるのが精一杯でした。


そのお母さんは、私の席に移動してきて、自分がシングルマザーであること、生活保護を受けている事、過去には自殺までも考えた事もあった事などを話してくれました。最後に「人生ってね、何度も転びながら進んでいくの。その転び方にも色々あるし、転ぶ回数も人それぞれ。私なんて人よりも多く転んじゃったけどね。ハハハ。」と言って去っていきました。


あれから5年が過ぎました。あの時出会ったお母さん、本当にありがとうございました。あなたのお陰で今、心から笑える毎日を送っています。」』


いい話ですよね。心がホッとします。世の中には沢山の出会いがあると思いますが、自分の助けになる出会いが見知らぬ人からあるかも知れません。偶然が必然であったような経験をすることは、まさに人を元気付け勇気づけてくれます。



Posted by 中高年の太陽 at 13:13│Comments(0)
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